双子のシロクマの赤ちゃんを見に、円山動物園に行くことにしました。


 とりあえず洗濯して干してからでかけよう。

 家事にいそしんでいるうちに昼です。

 とりあえず、円山動物園の最寄駅だけネットで調べて家を出ました。


 札幌の地下鉄はドニチカという土日祝日限定乗り放題の1日チケットを500円で売ってるので買ってみました。
 大通り駅まで行って、東西線に乗り換えです。


 そういえば、お財布の中にお金がなかったわ。
 途中下車で、銀行に立ち寄り、ATMでお財布の中身を補充。
 大通り公園は、ライラック祭りをやっているような気がしたんですが、静かでした。
 (ライラックは咲いてました)


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 いっぱい花も咲いています。



ベッドタイム・リーティング


 おっと、写真を撮ってる場合じゃないか。


 また地下に戻って、東西線でGO。

 大通から、円山公園まで3駅。すぐ着きます。
 地下鉄を降りて、出口に歩いて行くと、マルヤマクラスの表示が。


 これは!
 最近、オープンしたという商業施設!
 のぞいてみようっと。
 おなかもすいたよ。

 おうちでおやつシリーズです。
 デパ地下は魅惑の狩場。
 何を隠そう、1月~2月に来てた時は、デパ地下に日参してました。
 同じ店でも、複数のデパ地下に出店している場合、お店によって少しずつ置いてあるものが面白くて、札幌大丸、エスタ、札幌東急の地下をめぐっていたという。(まあ、それくらいしか楽しみがなかったともいう)
 この3つ、近いし地下街でつながってて移動しやすいんですね。

 特にエスタは、他に比べて遅くまでやってて、かつ、庶民的なので愛用してました。

 エスタの中でも、よく行っていたのが、もりもと
 ハスカップジュエリーでよく知っていた名前だったのですが、ベーカリーもやっているのは、こちらに来て初めて知りました。
 量り売りのパンは朝食用によく買います。

 そして、いつも横目で見て買うのを悩んでいたのがチーズケーキ。
 軽く3人前はとれそうな大きさです。
 ちょっと調べてみたら、直径8.5cm。でも、高さも8.5cm。(円錐形なので体積も計算できるなあ)

 他の店舗で見ないので、エスタ店限定らしいので、買ってみました。
 夕食はチーズケーキ、朝食もチーズケーキくらいの覚悟です。

 私が買ったのは、「なめらかレアチーズ」。


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 白い表面に水溜りみたいに紫のハスカップソースが乗ってます。
 夕食はサラダだけにして挑んでみましたが、完食ならず。こぶりに見えて、結構食べでがありました。(覚悟通り、残りは朝食として食べました)
 
 レアよりもベイクドが好きな方は、他に「半熟チーズ」、「濃厚焼きチーズ」もあります。


もりもと札幌エスタ店
札幌市中央区北5条西2丁目B1F エスタ食品街
TEL:011-213-2184
10:00~20:30(日・祝日~PM8 : 00)

http://www.haskapp.co.jp/


 海産物の殿堂、札幌駅前の佐藤水産に行ってみました。
 取り揃えも豊富ですが、試食も豊富です。
 手まり筋子も、るいべも、食べ放題です。(本当にがばがば食べるかは個人の良識ですが)
 酒の肴好きとしては、まさに魅惑のラインナップ。
 その中でも、比較的安くて、お父さんのビールのお供によさそうな「さけっぴ」を買ってみました。
 鮭の皮を揚げて、味付けしたスナックです。


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 実は私、鮭の皮が大好きです。(ちょっと貧乏くさい)
 焼きジャケの皮なんて普通残すのに、小さい頃、私は家族の残りまでもらって食べていました。
 オシャレ系手巻き寿司では、カリフォルニアロールよりBCロールの方が好きなのも、BCロールには皮ごとちょいと炙った鮭が巻かれているからです。
 そんな私にとって、さけっぴーは、どストライクなスナック。
 味のラインナップは、あおのり、ピリ辛、カレーと揃っていて、今回はピリ辛をチョイスしてみました。

 結論:ちょーだいすき。

 一袋完食するとカロリーも高そうですが(油で揚げてあるから)、しょっぱ辛いので普通はそんなに一度に食べられません。(私は一気食いしてしまいました。反省)



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佐藤水産本店
札幌市中央区北4条西3丁目交洋ビル
TEL: 0120-310-643
9:00~20:00(4月~12月)
9:00~19:00(1月~3月)

 最初の出張の時に
「名物豚丼のお店があるんですよ」
 と、連れてってもらったお店が、あずま
 うどん屋さんです。

 なぜ、うどん屋……?と、私も思いました。
 店内に貼ってある古い新聞記事を読むと、元々まかないで作っていたのが裏メニューとなり、表メニューで店の看板になった模様。

 正直、豚丼が北海道の名物だということも知らなかったくらい物知らずなので、いまだにこの店以外の豚丼を食べたことがありません。

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 甘辛いタレが絡んだ豚バラは、ご飯にすごく合います。
 硬いわけじゃないですが、歯が丈夫だと厳しいかな、という感じなので、入れ歯世代の方とかをお連れするのは、ちょっと考えた方がよさそう。
 がっつりパワーを補完したい世代と行った方がいいかなあ。

 ちなみに、このお店の隣が、オーガニックスープのコロンボです。
 (この店に行った時に隣の店が気になって、翌日に入ってみたという順番)



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味処 あずま
札幌市中央区北四条西4 国際ビルB1F
TEL:011-242-2883
11:00-21:00



 どうも環境が変わったせいか毎日眠くてたまらなくて、お休みくらいガッと寝とこうと一度寝なおして起きたら午後1時半でした。
 15時までランチをやってるgoody-goodyへ。
 ゆーっくり準備して、一応、間に合いました。

 店内、女子多め。
 と、いうか、ほとんどが女の子。
 時間が時間のせいか、ランチじゃなく喫茶している様子です。

 黒板に書いてある3種類の中から、Aランチ「ハンバーグと五穀米のプレート」をセレクト。自家製スープが2種類から選べるので、和風ミネストローネを選びました。

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 ドリンクもついてくるので、アイスティーをチョイス。
 頼んだ後に気がついたけれど、壁に貼った店員さんお手製のポップ(色合いがかわいい!)を見ると、紅茶の茶葉にこだわりがあるみたいです。キャンディという茶葉の特徴を生かすには、アイスティーがおすすめだとか。

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 食事と一緒に持ってきてくれるようにお願いしたので、最初に飲みましたが、確かにおいしい。
 ランチのオマケについてくるには上等すぎるミルクティーです。

 プレートランチの野菜は葉っぱだけになりがちなのに、アスパラ、カボチャ、ポテトサラダとあるのも好印象。

 これで、680円だもの。
 北海道って食事安いよなあ。

 遅いランチのついでにお茶もしちゃえ、と、食後にこのお店の売りのパンケーキを注文しました。

 自家製カスタードクリームが添えられた、カスタード・キャラメリゼ。


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 注文が入ってから焼いてくれるので、待つかわりに出来立てがいただけます。
 かなり満腹になって、「腹の皮がつっぱると目の皮がたるむ」ということわざどおりに、またちょっと眠くなってお店を後にしました。


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goody-goody

札幌市北区麻生町4-9-14

TEL:011-299-6966
11:00~26:00
定休日/不定休

 スープが好きです。
 スープ専用の調理器具を持ってます。(シャトルシェフ)
 スープストック・トーキョーのスープはちょっとエクスペンシブなので、
「あっ、今日はちょっと具合悪いな。自分で作れないし、そういう時はスープだ」
 とかなんとか理由をつけて買って帰ります、

 そんな私が、週に5日行ってもいいと思う店、オーガニックスープ・コロンボ。

 スープセットは、コンソメ、ミネストローネ、和風、今週のスープ、他5種類から選べるし、ドリアやドライカレーなどにもマグでスープがつきます。
 スープセットについてくるパンは、おにぎりにチェンジもできます。

 今回はものすごくおなかがへってたので、鶏のテリヤキ丼を注文。スープはコンソメ(ポトフ風)を選びました。

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 お水はセルフですが、一緒にジャスミンテイーのピッチャーも置いてあるが女子心に響きます。


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オーガニックスープ コロンボ

札幌市中央区北4条西4丁目 札幌国際ビルB1F
TEL:011(222)3378
平日/11:00~20:30・土日祝/11:00~18:00

http://www.colombo1973.com/

 昼休みに郵便局で用を済ませた帰りに
「何食べるかなー、時間ないかなー」
 と、考えながら雪印パーラー本店の前を通りました。
 そこには、ランチ500円の看板が。

 安い。
 まあ、ハズレでもいい値段だよね、と、思って入ってみました。
 雪印パーラー本店1Fは売店、2Fが喫茶になっていて、ランチも2Fでの提供です。
 観光シーズンもランチタイムともずれているせいか、店内ガラガラです。

 壁にうやうやしくポスターが貼ってあるスノーロイヤルスペシャルバニラアイスクリームが680円。
 ランチ(スープ付)が500円。
 このコストパフォーマンスはどうしたわけでしょう。(や、ありがたいけど)

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 いわゆるプレートランチなわけですが、この立地でこの値段と味なら十分です。
 個人的には左の葉っぱの脇にちょこんと添えられたポテトサラダが美味いと思いました。芋好きとしては、これだけ1皿食べてもいい。


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雪印パーラー 本店
北海道札幌市中央区北三条西3-1
TEL 011-251-3181
営業時間 9:00~21:00


おまけ


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パフェのラインナップに、大阪の香りがする。



 しばらく出張で札幌生活なので、食べたもんなどを記録していきたいと思います。
 主に自分の防備録用です。(わかればデータも記載しておきます)


 まずは、北海道への入口、千歳空港から。
 到着の時間にもよりますが、私はいつもなぜか着いたらだいたいお腹がすいているので、空港で軽く食べられるものを買います。市内に移動するJR待ちの時間に食べてもいいし、時間がなければ車内で食べたり。(300円払うと急行みたいなシートで、車内で駅弁も食べられる雰囲気です)
 前回から、愛用してるのが、のおにぎり。


 どうしても見たい番組があって、ワンセグの受信状態がいいところを探してうろうろしていたら、大阪弁のおっちゃんが喋ってる声が聞こえました。
「ハリハリ漬け3つと、たらこバターが2つ、あと、テリマヨ1つと……」
「すみません。ハリハリ漬け終わっちゃったんですよ」
「なんや。わし、怒られてしまうわー。弱ったなー」
 どうしたんだ、なぜ弱るだ、と、振り返ったら、そこが朝市食堂でした。
 海鮮丼などの食品サンプルがバーンと置いてある、お食事ができる店舗の横に「おにぎり」ののぼりが立っているカウンターがあります。
 ちょうどお腹もすいていたので、私もおにぎりを買うことにしました。


「たらこバターください……」


 30分後に取りに来る、と、言って去っていった大阪のおっちゃんの後に注文です。

 しょっぱいたらこと、ほの甘いバターのアンサンブル。
 耳から入った情報なのに、すでに脳裏には、たらこと、その間で金色にとろけるバターのイメージが浮かんでいます。


「ごめんねぇ。ご飯が足りないけど、今、炊き上がるからちょっと待てる?」
 と、お店のおばちゃんが申し訳なさそうに言いました。
「その代わり、先にすぐ握ってあげるから」


 うん、待てる。
 番組もあと10分はじまらないし。


 そして、ちょっと待って炊き上がったご飯で、握りたてのおにぎりを受け取りました。


 おにぎりって携帯食だから作りたてを食べることって少ないけど、熱々ごはんの作りたては、本当においしい。
 ちなみにここのおにぎり大き目なので、小食な女の人や子供なら、1個でも十分です。


 ちなみに、おにぎりの写真、暖かいうちに食べることに夢中で撮り忘れ……。



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朝市食堂(活・鮮・旬・酒)
新千歳空港 1F
営業時間:7:00~21:00
TEL:0123-46-5750


 久々にSFを読みました。
 『幼年期の終わり』(アーサー・C・クラーク、池田真紀子訳/光文社文庫)
 ハヤカワで福島名訳バージョンが出てますが、こちらは古典新訳シリーズというやつで、「いま、息をしている言葉で、もういちど古典を」という趣旨らしいです。福島訳だけでなく、ハヤカワで読む独特の香り溢れる訳文も好きなのですが、これはこれで、するっとさらっと読めるのがいいと思いました。


 作品自体はSF史上不朽の名作の誉れ高く、ご存知の方も多いと思います。
 私、実は、今回初めて読みました。
 一時期、古典SFを読み漁った時期もあったはずなんですが、何か1冊読んで、「合わない」と、思っちゃったようで。それから、クラーク作品は全然読んでなかったんですね。
 でも、もしかしてこの作品は、ある程度年食ってから読んだ方が面白いかもしれません。


 地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とはなにか?異星人との遭遇によって新たな道を歩み始める人類の姿を哲学的に描いた傑作SF。 (「BOOK」データベースより)


 ある日突然、人類の科学水準を大きく超える異星人が地球を来訪します。
 日本の幕末の黒船来航に似ています。日本はそれから開国し、国のあり方、人の暮らし方もずいぶんと変わることになるのですが、この小説でも、地球人類はオーヴァーロードの外圧によって変わっていきます。
 でも、黒船の諸外国が経済的軍事的目的があったのと比べて、オーヴァーロードにはこれといった目的が見えません。
 人類は、オーヴァーロードを「時期を待ってる侵略者」とか「善意の種族」と予想しあいます。

 オーヴァーロードの真の目的は後半になって明らかになるわけですが……。


 読み終わると、「親の感傷」を感じる作品です。
 あまり語りすぎるとネタばれしてしまうんですが、私はそう感じました。
 「幼年期の終わり」を、見守る大人目線で見るか、巣立っていく子供目線で見るかで、読後感もやや違うと思います。
 私は、とりあえず、ある程度、年をくってから読んでよかったと思っています。
 この作品は、人間という存在そのものを考えさせるところがあって、生き方がゆらいでるティーンエイジャーだと結構ツラいんじゃないかな、と、思うからです。


 読む年齢、立場で色々、受け取り方に違いが出るはず。
 哲学的SFと言われる所以かもしれません。

 割と近所で友達のサイン会があったので、Mさんと二人でそっと列に並んでみました。
 微妙にドッキリになったかな。


 Mさんはハンドルでサイン入れてもらってた! アンタ、漢だ!


 別の友達が「表紙もらったよー」って教えてくれた雑誌がそろそろ出るので本屋に行くの楽しみです。
 みんながんばっててすごいなあ。